球戦において両面以下の聴牌を組んだ時の強者の思考をお伝えします。
原則MJではBINGOや宝箱などの要素もあるため、ライバル以外のメンバーはかなり前のめりで攻めてきます。そのため原則リーチ優位になりえますが、それ以外のリーチ判断要因について今回はお伝えしていければと思います。
脳死リーチはするな
まずは下の画像を見てください。東三局親番、12巡目にやっと先制聴牌だが役もドラもない嵌張待ち。しかし、対面のライバルには3200点のビハインド場面。あなたは九索の聴牌外しか6筒のダマ/リーチをかけるか、どうしますか。
私は即リー一択でした。今回もいかない理由がなかったです。(対面当たり牌槓子かよぉぉぉ)
今回のリーチ判断はざっと以下です。
①【ツモ数】12巡目であり、聴牌の組みなおしの時間はないが5回はツモ回数がある
②【場況】親番の先制聴牌であり、他家に鳴きがなく攻めやすい
※4筒が3枚切られている為、6筒もロン牌にはなりづらい
③【場況】他家の河に六索・九索がバラバラと切られており、八索が山に2枚は残っていそう
④【場況】東三局のため、これを除くと東4局しかなく条件を満たすリーチが組める確率は低い
⑤【点数】ドラの東が2枚切られているため放銃しても跳満以上になりづらい
⇒満貫放銃なら次局跳満で逆転できるため
上記程度は最低限考えてリーチを打つのが最強位です。
迷う場面なら、是非【ツモ数】【場況】【点数】について自分なりに整理するよう心掛けてください。
ちなみにもちろんその後、
追いかけリーチをもらい
一発放銃で3200点+リー棒1000点を失いました(クーーー)。
和了りは絶対に取りこぼさない
次局東四局、ライバルとは7400点ビハインドだがなんとか先制聴牌を組むことができた下記場面。
ドラの東をダマで構えるorリーチで2筒も逃さないように組み替えることのどちらが有利かという場面ですね。私はもちろんリーチでした。
では同じように考えてみましょう。
①【ツモ数】まだ9巡目であり、山がかなり残っている(≒ツモ/ロン和了が期待できる)
②【場況】2筒は自分の河の筋で、4筒も2枚出ていることからリーチでの2筒出和了りが期待できる
⇒上家は既に切っている為、もう一度持ってきたらツモ切ることが期待できる
③【場況】下家の親が仕掛けているため、ドラの東を持ってきても対子出ない限り勝負しそう
⇒対面・上家はドラの東はほぼ切らないが、高段位なのでダマでも切るか怪しい
⇒しかし、親番は球戦をしていないため前に出てきやすい
④【点数】ライバルとは満貫和了で逆転でき、条件は満たしている
上記からかなり積極的に前に出やすいと判断しました。
なお、この局面でリーチにいかない場面は、他に役あり位しか思いつきませんでした。
結果としては親番が東を勝負してくれ、無事に逆転できました。
もちろん同じ場面でリーチをかけることで和了れない場面も一定数あるかと思いますが、
“リーチ時の字牌ドラの出にくさ”<“ダマでの2筒でのロン和了りの取りこぼし”の判断は変わりません。
まとめ
リーチ判断においては、【ツモ数】【場況】【点数】を起点に考える癖を是非つけてください。後はそれぞれの指標を如何に深堀り、判断基準を磨きこめるかです。見えていない情報との付き合い方、他家の球戦状況に伴う攻め意識や宝箱など、MJは要因がかなり豊富にあるため、どの情報を優先的に処理するかを常に考えることであなたの昇格スピードは確実に加速しますので、私の思考を是非踏み台にしていただけますと幸いです。
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